3歳児からの受け口(反対咬合)治療
2022/06/07
こんにちは、けやき通り歯科クリニックの林です。本日はお子様(小児)の受け口(反対咬合)についてお話させていただきます。下の歯が上の歯より前に出ている受け口を反対咬合と言います。3歳児歯科検診で年間4万〜5万人(4%〜5%)の割合で見つかりますが、大抵は「永久歯が生えるまで様子みましょう」と言われます。しかし自然治癒する割合は1割に満たないのが現状です。小学上級生以降になって、頭にベルトを巻き、下の顎を押さえつけるチンキャップ療法などが試みられますが、子供への負担が大きいです。そこで注目されているのが、幼児のうちに改善させる「ムーシールド」による治療法です。寝ている間、口に特殊なマウスピースを装着する方法です。受け口は舌の位置が低く、下あごを前に押し出すように筋肉の圧力が働きます。マウスピースの装着で舌の位置を上げ、口のまわりの筋肉を正常化することで、上あごの成長を促し、下あごの成長を抑えます。対象年齢は3〜6歳。装着は寝ている間だけですみますが早く治したい場合は食事以外の時にずっとはめていただくことが必要です。けやき通り歯科クリニックでの小児の反対咬合が正常咬合になったケース、1ヶ月半で治ったお子さんもいます。
小児の受け口でお悩みの方は稲沢市のけやき通り歯科クリニックまでお気軽にお問い合わせください。