キシリトールって?
2022/06/21
こんにちは、けやき通り歯科クリニックの林です。みなさんキシリトールっていうものが何なのかご存知ですか。
キシリトールはシラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン、ヘミセルロースという物質を原料にした甘味料です。キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わりません。口の中に入れるとすぐに溶け、多くの熱を吸収するので、ひんやりとしたさわやかな甘さが広がります。
むし歯菌は、砂糖によりむし歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸を作れません。さらに、キシリトールによりむし歯菌の活動が弱まり、砂糖などの糖からも酸を作ることができなくなります。
結果的に、キシリトールを口の中に入れると、唾液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります。
外食後、歯磨きがすぐにできないような状況下において、むし歯予防をする一つの方法として、食後すぐに、キシリトール入りのガムまたはタブレットを5分間口の中に入れておくと、キシリトールの効果で歯垢がはがれやすくなり、むし歯予防になります。